コロナ禍で家に滞在する時間が増え、InstagramをはじめとするSNSの利用時間やユーザー数は大きく伸びました。SNSを活用した集客には絶好の機会ですが、「どう運用すればいいかわからない」「すでに始めているがフォロワーやエンゲージメントが伸びない」「運用に割けるリソースがない」といった悩みを抱える企業も少なくありません。
本記事では、弊社が実際に運用するなかでエンゲージメントや集客につながった3つの工夫を、具体的な事例とともに紹介します。いずれも大規模な変更を伴わず、今日からでも試せる施策です。
工夫1:プレゼントキャンペーンの広告クリエイティブで集客する
Instagramでフォロワーを増やす施策として、プレゼントキャンペーンは効果的です。商品をフォロワーの中から抽選でプレゼントすることで商品への興味を喚起し、多くの人がフォローするためフォロワー増加が見込めます。このキャンペーン告知は、Instagramの広告配信を活用して発信できます。
ただし、広告配信の方法にこだわらず、結果として非効率な配信になっている企業も少なくありません。効率よく認知を広げるには、広告配信の方法をしっかり設計する必要があります。ここでは、キャンペーンの認知拡大を狙った広告配信の効果を高めた事例を紹介します。
腕時計のセレクトショップのアカウントで、フォロワー増加を目的にプレゼントキャンペーンの広告を配信しました。配信施策を変更する前は、月のフォロワー数が400人ほど増加していました。広告配信にあたり、フィードの写真にはプレゼント商品の写真に加えて以下の3点を盛り込み、一目でプレゼントキャンペーンとわかる写真に変更しました。
- 「プレゼントキャンペーンであること」
- 「商品名」
- 「プレゼントのようなリボンイラスト」
実際に配信したところ、フォロワー数は月に600人増加し、以前の月間増加数の約1.5倍に伸びました。広告配信では、きれいな写真だけでなく、一瞬で目を引くクリエイティブがクリック率の上昇につながるとわかります。
フィード投稿では、ブランドイメージを大切にした統一感のある写真が重要です。一方、広告配信で販促や集客を目的とするなら、上記のように情報が一目でわかる写真のほうが目に留まりやすいといえます。
工夫2:プロフィールの変更で大手雑誌から取材依頼を獲得する
Instagram運用では投稿内容が重視されがちですが、プロフィールに記載する内容もとても大切です。プロフィールはアカウントを見る際に最初に目に入る部分でもあるため、しっかり作り込む必要があります。
ここでは、プロフィールの変更によって大手雑誌から取材依頼が来た事例を紹介します。エクササイズのサポート製品を販売する企業アカウントで、プロフィール欄を次のように変更しました。
- アカウント名を「企業名+キャッチコピー」に変更
- プロフィール文章を箇条書きに変更
- 箇条書きの内容を商品説明→実績→サイトURLの順に記入
※例
| Before | After |
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このように変更し、プロフィールに統一感を持たせました。あわせて、フィード投稿も統一感が出るよう整えるコンサルティングを行いました。その結果、変更から1ヶ月以内に雑誌「STORY」から取材依頼が来ました。難しい変更は一切行わず、プロフィールと投稿を整理しただけでこの成果が出たことは、「プロフィールのわかりやすさ」がいかに大切かを示しています。
ただ箇条書きにするだけでなく、記述の順序も重要です。商品説明からその商品の実績、最後に商品サイトのURLと、順序立てて記載することがわかりやすさにつながります。多くの投稿があるなか、自社アカウントの情報を見てもらえる機会は限られます。プロフィールをわかりやすく整えれば、限られた時間でもユーザーに明確に情報を伝えられます。ここを変えるか変えないかで、ユーザーが受ける印象は大きく変わります。
工夫3:ユーザー投稿へのいいねでブランドイメージを高める
Instagramのユーザーは、気に入った投稿にいいねを送れます。いいねは、いいねされる側にとっても「他人が自分を見てくれている、評価してくれている」と実感できる要素の一つです。
企業アカウントが一般ユーザーの投稿にいいねすることは、ブランディング上避けている、抵抗があるという企業もあるでしょう。しかし、企業アカウントがいいねを行ったことで、実際にブランドのイメージアップにつながった事例を紹介します。
あるアパレルブランドが新商品を発売する際、一般ユーザーがその新商品への期待をInstagramに投稿しました。その投稿に対し、アパレルブランドの公式アカウントがいいねを行いました。すると、そのユーザーはいいね通知の画面をスクリーンショットし、歓喜のコメントとともにストーリーズへ投稿してフォロワーに共有しました。これにより、そのユーザーのフォロワーへのブランド認知が高まり、イメージアップにもつながりました。
公式アカウントを通じてユーザーと交流すると、「このアカウントは見てくれているかもしれないから、商品をもっと見てみよう、応援しよう」という気持ちを持ってもらえる可能性があります。結果として、エンゲージメント率やフォロワーの増加にもつながります。
ただし、やみくもにいいねを行うと逆効果になりかねません。ハッシュタグを使った投稿キャンペーンやリグラム投稿など、自社製品を拡散してもらえる企画を開催し、そのキャンペーン投稿をしているユーザーを中心にいいねするのが有効です。自ら自社について発信するユーザーの多くはブランドや企業のファンである可能性が高く、この施策は良いターゲティングにもなります。ソーシャルリスニングツールを活用してファンを検知し、しっかり交流できれば、さらに高い効果が見込めます。
まとめ:今日から試せる運用の工夫でフォロワー増加を狙う
今回は、Instagram運用のノウハウを事例とともに紹介しました。いずれも大規模な変更を必要としないため、これからすぐに試せるものばかりです。アカウントのフォロワー数や運用方法に悩んでいるなら、一度試してみてはいかがでしょうか。
特に広告運用はフォロワー増加につながる可能性が高く、Lxgicで運用しているアカウントでも毎月数千人単位でフォロワーが増加しています。そのうえでプロフィールをユーザーにわかりやすい文章へ変更すれば、さらなるフォロワー増加を狙える可能性があります。
